検体の姿勢角を測定し、姿勢角のターゲットに向けて自動で調整を行う装置

検体を測定台に自動搬送を行い、測定から調整を行う為の装置です。
本装置では検体の姿勢角とターゲットからLaserの照射位置と照射量を自動で算出し、Laserを照射することで検体の姿勢角の調整を行います。
検体の姿勢角の測定精度を高めることに測定用のLaser Pointerと検体の間にピンホールを用いて測定用のLaser Spotサイズを小さくしました。
また、装置のタクトを稼ぐ為に搬送系と測定台を装置内に二つ用意して、姿勢角の調整中に次の検体の搬送を行うようにしました。

レーザー出力

通常のレーザーマーキング装置の出力は数Wのレーザーを用いて加工するのに対して、弊社では数百mWのレーザーを用いて姿勢角制御を行っています。
社内で光学設計を行い、加工部のレーザーをφ数十umにまで集光することで低出力でのレーザー加工を実現しました。

レーザー加工の位置補正

レーザーと同軸に観察用のカメラを配置することで、画像処理によるLaser照射位置の補正を行います。このため、検体の個体差等の影響を受けないようになっています。
また、カメラ画像をベースにレーザー加工のパターン登録を容易に行えるようにしています。